食事のイライラを減らす方法

食事は頑張れば頑張るほど大人が疲弊してしまうところです。そこをムリなく乗り越えられるように考えていきましょう。
保育士おとーちゃん 2025.07.16
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子育てにはイライラしやすいイライラポイントとでもいえるところがあります。

あなただけが怒りっぽいのでも、イライラしやすいのでも、我慢が足りないのでもありません。

気にし出すと多くの人がイライラしてしまうところがあるのです。

ちょっとそこを知っておくことで、子育てのシーンをムリなく乗り越えられるようにしていきたいと思います。

いくつもありますが、それでもこれはダントツといえるものが食事に関するところです。

少食、過食、好き嫌い、こだわり、食べムラ、座って食べずに立ち歩く、などなど。

ひとくちにイライラといっても、怒りからくるイライラ不安からくるイライラがあります。その両方が同時にということもあります。

食事はイライラする原因が複合的にあります。

ひとつは、それが健康や成長に関わることだからです。

「食べなかったら具合が悪くなってしまうのではないか」

「食べなかったらちゃんと成長しないのではないか」

そうした大人の側の意識、無意識が不安を作り出し、それと目の前の子供の姿のギャップがイライラを大きくしてしまいます。

もうひとつは、「できなくなったらどうしよう」「私が○○させなければ」というように、子供のできるできないを「自分の責任」と考えさせるものがあるからです。

そして三つ目。

食は元々個性の影響するところがとても大きいのに、それに対しての規範意識がとても強いのでムリが起きます。

例えば、誰しもが食べ物の好みがあることを知っています。好きなもの嫌いなものがあって当然ですね。

しかし、規範の方は「なんでも食べられなければならない」とか「残してはいけない」といった、こうでなければという反対のものがとても強いのです。

これは矛盾していますよね。

そもそもばらつきが大きいことなのに、むしろストライクゾーンが狭くなっているのです。

そのストライクゾーンに当てはめようと頑張れば、ムリが大きくなってイライラがつのってしまうことが起こりますね。

さらにもうひとつの問題が大人自身の生育歴からの影響です。

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続きは、4294文字あります。
  • ◆食の成長の一番の味方
  • ◆安心と集中時間、良いもの

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