子育てのイライラの減らし方
しかし、視野を広げて見るとむしろ自分の解決可能なことに原因があることが見えてきます。
仮に子供の行動や進路が大人が望む通りに全てなれば、子供に対したときにイライラすることはないでしょう。
ですが、実際にはそんなことありませんよね。それが普通です。
「子育ては大変」と思われがちですが、実はここに子育てをラクにするポイントが隠れています。
子育ての大変さと感じていることの少なからぬ部分は、この「子供の姿」と「大人の要望」のギャップから起こるイライラなのです。
大人の要望の方が高ければギャップが大きくなり、子育てのイライラ、大変さがそれにつれて増大してしまいます。
しかし、多くの人が子育て情報として、子供の姿を自分の要望に近づけるテクニックを求めます。
世間で流布しているテクニックの中には、適切なものからまったく不適切なものすら様々あります。仮にそれが適切なものだったとしても、我が子に合って適用できるとは限りませんし、適切だったとしてもやりすぎたり、やり方を間違えばかえってマイナスなこともあります。
一般的な子育てのスタンスからすると、「子供をどうにかすること」に比重が置かれがちです。
実は、ここにばかり終始してしまうことはかえって子育てを難しくしないとも限らないのです。
もう一度、冒頭に戻ってみましょう。
>「子供の姿」と「大人の要望」のギャップから起こるイライラ
ここに二つのものが置かれていますね。子供の姿、大人自身の要望。