子供の感情は子供のもの
ときどきこんな関わりを子供にする人がいます。
・「痛くない痛くない」
・「怖くない怖くない」
・「泣かない泣かない」
昔の子育てではよく使われていたので、いまでも普通にしてしまう人は少なくないかもしれません。
ここには問題があります。
◆心への過干渉
ひとつには、かなり強い過干渉になっていることです。
干渉そのものとしては強く感じられないかもしれませんが、他者の内面に侵入するという自他境界の越え方が大きいことが問題です。
どんな小さな子に対してであっても、その子の感情はその子のものです。
こう書くと「それはそう」と多くの人は思えるでしょうけれども、子育ての実際ではしばしば人は無意識に「子供だから……」と相手の感情に介入してしまうことが起きます。
こうした関わりが多くなっていくと、結果的に子育てがどんどん大変になっていくことが起こり得ます。
なぜなら、こうした内面への過干渉は自立を奪ってしまうからです。
◆1のことには1の援助、10のことには10の援助
しかしながらこうしたときのバランスの取り方はなかなか難しいのが現実です。
というのも、大人は「親切」でこれらの関わりをするからです。
子供が些細な傷やちょっとぶつけたことに対してオーバーに痛がっている時に「痛くない痛くない」と「親切で」言ってしまいます。
子供が泣いている時に、泣き止ませようと親切で「泣かない泣かない」と言ってしまいます。
これの難しい点は、時にはそうした関わりが必要なときもあり(アプローチ方法はもう少し適正なものにする必要がありますが)、時にはこれが過剰な過干渉になってしまうこともあることです。
ここで大人が気をつけておきたいことはそのバランスです。
できるならば大人は介入しないほうがよいのですが、でも子供が自分ではどうにも解決できそうにないときや、その状況ではゴネられたらこまるようなときには必要なだけ介入してもよいものです。
できれば、そのときの介入の仕方は自立を育むためにも子供扱いしない形にしておきたいです。
一部ですが例えば、