大人になっても子供といい関係を続ける方法
子育てを哲学的に考えていくのが僕のコンセプトですが、では哲学的に考えるとはどういうことかというと、本質を見出していくことと言えるでしょう。
そういった意味では子育ては真逆の世界でした。
「愛情」といった感情論や精神論、家父長制や性別役割固定化(性差別)などの古い価値観のもたらすギャップ、子供を支配コントロールするための不適切なライフハックなどさまざまなバイアスが当たり前のものとしてたくさんあるからです。
さらには、子育てする大人もされる子供も個々に違いがあります。
また、こうしたからこうなったという因果関係も見えにくく、結果が反映されるまでの時間もかかります。
なので、いい関わりも、悪い関わりもわかりにくいこともあります。
だからといって、これが大事という具体的な本質を見いだせないかと言うとそんなことはありません。
子育てや保育を考えていると結局ここが大切と何度もそこに戻ってくるのが「信頼関係」という概念であり、それの実際のあり方、関わり方です。
ここをある程度でも理解しそれを踏まえた関わりをすることは、子育てそして対人関係の本質の非常に重要なひとつといえるでしょう。
僕はしばしばこの信頼関係に触れますが、それは解釈に幅があり誤解もされやすいからでもあります。ゆえにさまざまな方向からとらえていくことで、よりわかりやすいものにしたいと考えています。
今回は、子供との関係性の安定という切り口から、この信頼関係を再度みていきたいと思います。
◆子供との関係性の安定
基本的に子供は親を好きなものですが、好きであることと良い関係が維持できるかはまったく別の問題です。
2歳3歳といったごく小さいときにもこの親子関係がよろしくないケースも少なくありませんし、思春期の子供との関係が難しいというのは世間一般によく知られるところでもあります。また子育てを終えて子供が大人になってからの関係性がおもわしいものではないということも現実には少なからずあります。
その人やその家庭の個々の事情や性格などが影響することはもちろんですが、それらを加味してもここを踏まえて関わっていれば格段にその関係が安定するという点があります。
それは信頼関係の一要素なのですが、そこを具体的にお伝えしたく思います。