主体性ってなんだろう?
子育てで一番誤解の多いところ。人生を生きるにあたって一番大切なところ。
保育士おとーちゃん
2025.04.09
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今回は主体性についてです。
主体性については今後も折にふれて何度も述べていくことになります。
子育ての中で、また人生を生きるにあたってもっとも大切なところだからです。
にもかかわらず、誤解の多いところです。
今回は、主体性の基礎的なところを見てみます。
◆2歳児の食事のケースから考える
2歳の子の食事をみているとします。
2歳の子はよく食器に手をぶつけて倒してしまったりします。
その子が水の入ったコップを自分の手元のぶつかりそうな所においてしまいました。
さて、こうしたときみなさんはどうしますか?
大人がぶつからないところに置き直してあげるという人は少なくないでしょう。
もちろん、それが間違いというわけではありませんが、ちょっとそこにはある種の先入観があるかもしれません。
「大人がたくさん子供に手を貸してあげることがよい子育てなのだ」といった。
ある意味ではこれが第二次ベビーブーム以来、形作られてきた日本の子育て像です。
それは進歩でもある反面、ある種の難しさ、バランスの取りにくさも生みました。
それは「(大人が)やってあげる」になっています。
それがどんどん増大していくとどうなるでしょう。
子供が自分で考え行動する余地が減っていきますね。
なのでそこを踏まえて、上記のシーンで別のアプローチを考えると例えばこういう方法があります。