教育を受ける権利と支配の話

大人ってなんだろう?子供ってなんだろう?
そしてその間にあるものは?
保育士おとーちゃん 2025.03.26
読者限定

近所の学校が卒業式をしていました。
卒業式を見ると思い出す話があります。

ある中学校でのこと。
長らく不登校の生徒がいました。
卒業式になり自分も参加したいと考えその生徒はその日学校に向かいました。

僕はそのことをとても立派だし、勇気の必要なことだったろうと思います。

しかし、髪を染めているからと教員に学校に入ることを拒否されます。
それが校則だからという理由です。

その学校のあり方は

教育を受ける権利・参加する権利 < 校則

になっています。

みなさんはどう思いますか?

校則にあるのだから仕方ないのでしょうか?

また別のケースではこんなことがありました。上のケースとは違う生徒の話です。

普通の授業のある日のことです。
生徒が登校したところ、校門で教員に止められます。
学校指定のスクールセーターと違うという理由です。

違うと言っても、色は学校指定のセーターと変わらないものだけど胸にメーカーのマークがついているというだけのことです。

これも

教育を受ける権利・参加する権利 < 校則

になっています。

◆学校が教育を受ける権利を奪っている現実

この記事は無料で続きを読めます

続きは、4499文字あります。
  • ◆支配という快感
  • ◆支配の論理
  • ◆支配の源泉

すでに登録された方はこちら

読者限定
叱らなくていい子育て 子育てがうまくいく大人の姿勢
読者限定
子育てと自責思考
読者限定
我が子にケア的な対人関係を持たせる方法
読者限定
主体性ってなんだろう?
読者限定
新年度にあたってー大人の不安のコントロールー
読者限定
誤解される「受容」 -安定した親子関係を築く-
読者限定
相談:発達上の特性から片付けが苦手な子にどう対応したら?
読者限定
肯定で育てる -意欲はつながっている-