過干渉とその反発
思春期のお子さんのいる僕の友人が、最近どうも子供の「反抗」が激しいと。
いろいろと話を聞くとなるほどそれはそうなるなというものでした。
しばしば子供の行動には因果関係があります。
大人の関わり → 子供の行動
大人がこう関わってきた結果、子供がこうした行動をするといった。
しかし、その子供の行動がネガティブなものである場合、大人はその原因が自分のしてきた行為の結果であるとはなかなか気がつけないし、またそのように考えません。
結果から言ってしまうと、そのケースでは、大人の過干渉の結果、子供が反発せざるを得なくなっているというものでした。
◆「反抗」ではなく自立
「反抗期」という言葉があります。
かつては、1~2歳児に起きるそれを「第一次反抗期」、思春期におけるそれを「第二次反抗期」と言っていました。しかし、いまはこうした表現は使われなくなっています。
というのも「反抗」というと、ネガティブなものと認識されてしまうからです。
その時期における、大人に従うことを簡単によしとしないあり方は自立のために必要なプロセスです。
まして、大人がその原因を作り出したものである場合子供のそうした行為を悪いことととらえるのはものごとを見誤り、その後の対応も間違えかねません。
上記のケースの対応法の第一は、まず大人がそれまでの過干渉に気づくこと、そしてそれを控えることです。
過干渉が多くなってしまう人は、そもそも自身が過干渉をしていることに気づいていません。
・必要なことをしているだけ
・子供に落ち度があるから言わざるを得ない
そうした認識にもなってしまいます。
また、自分が親からされてきたことをそのまましているだけという人も少なくありません。
日常の些細な事であっても、つもりつもれば大きな反発をしなければならなくなってしまうものです。
「宿題やったの?」
「ハンカチもったの?」
大人からすると、必要だからやっているという認識や親切で言っていると思うかもしれません。
しかし、些細なことですら干渉してくるという状態は、される側からすれば「私は信じてもらっていない」ということにほかなりません。