我が子の支配者にならないために -自他境界を保つための視点-
当たり前のことだからこそ、人は気づかないし考えないもののようです。
あえてそこを考えてみることが視野を広げ、問題のブレイクスルーを生み出すきっかけになることがあります。
そこで今回考えてみたい「当たり前」は次の二つです。
1,私のできることは相手もできると考えがちなこと
2,子供を自分のコピーにしたくなること
これらはどちらも悪意に関係なく、気にかけなければほとんど無意識にそうとらえてしまうこともポイントです。
1,私のできることは相手もできると考えがちなこと
これは対大人でもそうです。
職場の後輩などにものを教えるときでも、「なんでこんな簡単なこともできないの」といったイライラした気持ちに人はとらわれやすいものです。
そこには無意識に、「他者を自分の能力で見積もる」という思考のクセが働くからです。
これも当たり前ですが、人は自分にしかなったことがありません。
他者のあり様や行動・能力を経験することはできません。
それゆえに自分の能力を基準に他者を推し量ってしまうのは避けられないことです。
しかし、人の能力・感覚は人が考える以上にばらつき・違いのあるものです。
そこを理解しておくと、大人に対しても、子供に対してもイライラしたりすることを減らし、さらにはよりよいアプローチ方法が見えてきます。
そのためまずは誰もが理解しやすいばらつき・多様性の具体例から挙げてみましょう。
◯人の能力・感覚の多様性例